バイフォーカルレンズ(2重焦点レンズ)について

最近、使う人が減ってきたレンズ 

2重焦点レンズ(バイフォーカルレンズ)ですが

 

このレンズ、遠くを見る部分と、近くを見る部分がはっきりと分かれたレンズです。

遠くを見るためのレンズに、近くを見るためのレンズ(小玉)を張り付けたような
レンズで、見た目で境目がわかってしまうので外見上、

遠近両用とはっきりわかってしまうのがマイナスイメージにつながっていますが、境目がない遠近両用レンズ(累進多焦点)と比べて遠くも近くも広い視野を得られるという長所があります。

(ただし度数によっては50cm~80cmの中間距離が見にくくなる場合もあります)

歯科医、研究職、検品作業、彫金業、印章業、時計修理業、設計編集業などの職業の方や、
ゴルフ、サイクリング、バイク、工作、手芸、模型などの趣味の際に非常に向いています。

 

境目がない遠近両用レンズは遠くから近くまで度数が段階的に変わっていくために中間距離も見えるようになります。

ですがこの段階的な度数の変化のためにレンズの周辺部にゆれや歪みが発生して視野が狭く感じてしまう短所もあります。

2重焦点レンズでは遠く用の度数と近く用の度数の2つの度数のみで度数の変化は境目によって切り替わるので、レンズの周辺部のゆれや歪みはなく、視野が広く感じます。

 

 

一般的には
             小窓の上部がまっすぐなA型        小窓の上部が緩いカーブのB型

 

 

 

このようなデザインのレンズとなっています。

実は私もプラモデルを作る際に使用していますが、境目がない遠近両用レンズよりも
手元がワイドに見えて、作業がしやすいと思います。

特に小さなパーツの接着、溝堀などをするときに重宝しています。

 

当店ではテストレンズもありますので、ご興味がある方は是非ご来店ください。