疲れ目、眼精疲労って何だろう?②~対策編~

 

疲れ目、眼精疲労って何だろう?

(詳しくは前回投稿の疲れ目、眼精疲労って何だろう?①をご覧ください)

 

疲れ目、眼精疲労時に手軽にできるこんな疲労回復法はいかがですか?
カンタンにできる疲れ目対処法をお伝えします。

 

 

・温パック&冷パック

まず温パック。水に濡らして軽く絞ったタオルをラップで包み、電子レンジで30秒~1分温めます。ラップから出したら火傷しないように手のひらで温度調整してから、目の上に乗せましょう。目の周辺の血行がよくなり、疲れも解消しやすくなります。
冷パックは、水にぬらして絞ったタオルをビニール袋に入れて冷凍庫へ。1時間くらいで取り出します。充血がひどいときは、温パックより冷パックがおすすめです。

 

・5分でOK!眼球体操

眼球のまわりの筋肉を動かすことで、目の周りの血行をよくし、緊張した毛様体筋を柔らかくします。
目を固く閉じてから目をぱっと開いてみたり、視線を左や右、そして上や下に動かしてみてください。5分間ほど続けると疲労回復に効果があるようですので、ぜひ一度挑戦してみましょう!

 

・目に効くツボをやさしくマッサージ

目が疲れると、自然と目のまわりを押したりすることがありませんか?目のまわりにはたくさんのツボがあることを、知らないうちに身体は気付いているのかもしれませんね。

眼精疲労に効くツボは、以下のようなものがあります。

 

さん竹:眉毛の一番内側のところ
魚   腰:眉毛のまんなか
糸竹空:眉毛の一番外側
晴   明:目頭と鼻のあいだのくぼみ
承   泣:瞳の下のくぼみ
瞳子りょう:目尻から親指1つ分外側
太   陽:眉尻と目尻から髪の生え際の間のくぼみ

いずれも、「効果があるかも?!」とはりきりすぎて、強く押しすぎないのがポイントです。

やさしくやさしく、マッサージしてあげてください。

目が疲れたなと感じた時は、ためこまずにこまめに実行してみてくださいね。

 

 

・疲れ目に効果的な食材を摂ろう

目の疲労回復には食事から摂る栄養も重要です。
目に良い栄養素には以下のようなものがあります。疲れ目を感じたときは、意識して食事に取り入れてみてください。

【ビタミンB群】

疲れ目に効果的な栄養素の代表格です。豚肉やサバ、玄米などに多く含まれるビタミンB1やB12は、視神経の働きを高めて視力の低下を防ぐ効果があります。レバーや納豆、海苔などに含まれるビタミンB2は、目の充血を解消したり、視力の回復に効果が。
また、目の調節機能をつかさどっている「水晶体」と「毛様体筋」の主成分はたんぱく質ですが、そのたんぱく質を吸収するためにはビタミンB6が欠かせません。こちらは大豆、牛乳、鮭などに多く含まれています。

【アントシアニン】

ブルーベリーで有名なアントシアニンには「抗酸化作用」があり、白内障や加齢黄斑変性症を防ぐ効果があるといわれています。

【ルテイン】

効果についてまだ研究段階にあるようですが、ルテインは目の網膜そのものに多く含まれているとされ、抗ガン作用や抗酸化作用があると報告されているようです。ホウレン草やブロッコリーに多く含まれています。摂りすぎに注意すれば、目だけではなく健康全体に役立つ栄養素といえるでしょう。

【βカロテン】

ニンジンに含まれているβカロテンは、血管や細胞を若々しく保つ効果があります。 また、βカロテンは必要に応じてビタミンAに変化しますが、ビタミンAは目の毛様体の筋肉の弾力性を復活させ、疲れ目・かすみ目の症状を緩和するのに役立ちます。

 

健康な視生活はやはり「目に合う」メガネから。

目の疲れの一番の原因は、合っていないメガネです。 度数の合っていないメガネをそのまま使ったり、ゆがんだメガネを使ったり、老眼になってもメガネを使用せずに放っておくと、目の疲れだけではなく、頭痛や肩こりなどの全身症状に及ぶことがあります。
定期的に眼科やメガネ店を訪れ、目とメガネのメンテナンスを行うことが、あなたの大事な目を長く守っていく秘訣なのです。

 

目は一生使っていく大事なもの。

 

目の疲れはためずに取り除いて、毎日健康な視生活を送っていきたいものです。