普段、私たちが無意識にしている瞬きですが、
人は1分間で平均20回くらいの瞬きをしているそうです。
瞬きは角膜(黒目)を刺激して、涙の分泌を促す働きをしています。
目は開けた状態でいると涙液が当然乾いてきてしまうため、
瞬きをして目の表面を常に涙で潤わせています。
通常、人は意識しなくても、平均で3秒に1回くらいは瞬きをしています。
しかし、なにかに集中しているときはその回数が減ってしまいます。
例えば読書、携帯やスマートフォンの画面を見ているとき、
パソコンで作業をしているときなどの近方視の時は、瞬きの回数が6〜10秒に1回程度まで減ってしまうそうです。
瞬きの回数が少なくなると目の表面の涙の量が減ってしまうので、
ドライアイの原因になってしまいます。
パソコンでの作業を長時間していると目が痛くなる、
ショボショボする、
目が乾いてくる、
などの症状がある人は要注意です。
ドライアイの原因は他にも様々なものがありますが、
意識的に瞬きをして目の表面を守ることは、とても大切なことです。
目の疲れがひどいときは、少し目を閉じたままにして目を休ませましょう。